サンクトペテルブルクでの1日は、通常、やむを得ない状況で訪れることが多いものです。乗り継ぎ、出張、クルーズの寄港地など、時間は限られていますが、街の広がりはあらゆる方向に駆け回りたくなるほど魅力的です。でも、走り回るのはやめましょう。
この日の救世主となるルールは「一つの大きな目的地を選び、残りの時間は歩く」こと。エルミタージュ美術館、ペテルゴフ宮殿、聖イサアク大聖堂を12時間で詰め込もうとすると、疲労感しか残りません。
効果的なルート
朗報です。サンクトペテルブルクの見どころはコンパクトにまとまっており、以下のほとんどは徒歩で回れます。
朝。宮殿広場。9時頃に到着しましょう。まだ人も少なく、アレクサンドル記念柱、冬宮、参謀本部ビルの壮大な眺めを楽しめます。これが早起きする価値のある第一印象です。その後、ネヴァ川と宮殿橋へ歩いて向かいましょう。
午前遅め。あなたの「一つの大きな目的地」。ここで分岐点です。以下から一つだけ選びます:
- エルミタージュ美術館 — 初めての訪問で、どうしても美術館を見たいなら。最低3時間は必要で、半日を費やすことになります。事前にチケットを購入しておきましょう。
- 聖イサアク大聖堂の円柱回廊 — 絵画よりも街の景色を見たいなら。1時間から1時間半で、街全体が眼下に広がります。
- ペトロパヴロフスク要塞 — 街の始まりに興味があるなら。ここが街の発祥の地です。2時間で、冬宮を一望できる絶好の眺めも楽しめます。
ランチと午後。宮殿広場からネフスキー大通りを歩きましょう。カザン大聖堂の円柱回廊、シンガー・ハウス、グリボエードフ運河を通り過ぎ、血の上の救世主教会へ。内部に入らなくても、外観が街の象徴的な姿を捉えています。その後、ミハイロフスキー庭園と芸術広場へ。
夕方。水辺から。サンクトペテルブルクは水上から眺めるべきです。街の印象が一変します。1時間の運河クルーズはリーズナブルで、モイカ川やフォンタンカ川のいくつかの桟橋から出航しています。ボートが苦手なら、宮殿橋からヴァシリエフスキー島の先端まで堤防を歩くだけでも、両側に開ける景色を楽しめます。
1日では避けるべきこと
ペテルゴフ宮殿やツァールスコエ・セローには行かない。どちらも移動時間を含めると半日はかかり、訪問全体を占拠してしまいます。郊外の宮殿は素晴らしいですが、別の旅行で訪れるべき場所です。
美術館を2つは予約しない。エルミタージュ美術館の後では、他の美術館は何も印象に残りません。試した人なら誰もが同意するでしょう。
橋の開閉を追いかけない。朝に出発するなら、橋の開閉は避けましょう。橋は午前1時過ぎに開きますが、その美しさを目にすると、翌日はぼんやりしたまま過ごすことになります。夜行列車に乗る場合を除いては、おすすめしません。
白夜の時期に1日が重なったら
5月下旬から7月中旬にかけては、事実上夜がありません。このため、スケジュールが変わります。夕方は深夜0時まで延び、歩き続けられますが、睡眠は取りづらくなります。ホテルのカーテンでも完全に遮光できないことも。この時期は、1日のスケジュールを2〜3時間遅らせ、夜11時に最高の散歩を楽しむのが賢明です。
実用的な注意点
地下鉄は深い。地下鉄の駅は深く、降りて上がるだけでも地図上の距離より時間がかかります。中心部の距離は短いため、歩いた方が早いことが多いです。
月曜日と火曜日は要注意。美術館や博物館は休館日が異なり、多くが月曜日が休みです。訪問日を事前に確認しましょう。
重ね着と折りたたみ傘を。季節を問わず、天気は1日のうちに変わります。水辺からの風は夏でも冷たいので、常に備えておきましょう。
空港からのアクセス
プルコヴォ空港は街から遠くありませんが、地下鉄は通っていません。最も安いルートはバスでモスコフスカヤ駅まで行き、地下鉄に乗り換える方法ですが、タクシーが最速です。荷物があり、スケジュールがタイトな場合(1日しかないなら、必然的にタイトになります)、事前に車を予約するのが賢明です。空港までの料金は運営会社によって異なりますので、リクエストを送って比較できます。
美術館の開館時間、ボートの時刻表、橋の開閉スケジュールは季節によって変わります。街に1日しかいない場合、スケジュールのミスは大きな損失になります。事前に公式サイトで確認しましょう。



